社会人留学とは？準備前に確認すべき費用相場やメリット・デメリット

社会人留学は、社会人の方のキャリアアップにつながげられる留学です。ビジネス経験のある社会人だからこそ、学生とは違った視点を持って留学ができます。

語学力の向上以外でも、身に付けられる知識やスキルもたくさんあります。今回は、社会人留学のメリットや費用などについて解説するのでぜひご覧ください。

社会人留学のメリット

社会人留学は、社会人経験を生かして海外経験を積める留学です。実践でビジネスに使える英語を身につけられるため、過ごし方次第では後々の成長につなげられます。

キャリアアップのための経験を積める

社会人留学は、名前の通り社会人を対象にした留学です。ビジネスの経験がない学生とは大きく異なり、社会人ならではの視点で留学ができます。

語学以外でも、興味・関心の幅が広くなり身につけたいスキルも増やせるからです。

留学先では、現地の人たちの仕事の取り組み方、価値観や異文化などに触れられます。社会人経験にもとづいて、今までにない視点で捉えられます。

実践でビジネス英語を身につけられる

社会人になると、仕事の中で英語を使う方もいるでしょう。社会人留学では、現地で生のビジネス英語を学べるため実践的な語学力を向上できます。

実際の仕事の現場で、シチュエーション別に使う英語フレーズなどを学べる点もメリットです。

ビジネス英語を学びながらも、海外のマナーや常識も学習できます。実践的な英語トレーニングを積めるため、帰国後のビジネスシーンでも生かせます。

留学をきっかけに、自分自身のキャリアアップにもつながるでしょう。

視野が広げられる

社会人留学は、海外の文化や人々に出会って、客観的に日本について考えられます。日本ではできない経験を積みながら、視野を広げられます。

そして、これまで気がつかなかった日本の良さにも出会えるでしょう。

現地の留学で何かを得るには、英語力はもちろん必要です。それだけでなく、視点を広めることで出会える価値観もあります。

自分の人生やキャリアについて考えながら、留学先でさまざまな経験を積みましょう。

社会人留学にかかる費用の目安

社会人留学には、渡航費・生活費（娯楽・交通費など）・保険料などがかかります。出発前に、余裕を持って資金を準備しておくことが大事です。

渡航費

渡航費には、往復航空券の費用やビザ・パスポートの費用が含まれます。

留学先の国や出発する空港、留学時期によって異なりますが、留学期間を問わずほぼ同じ金額です。目安としては、1ヶ月あたり約10〜20万円です。

留学するシーズンやエージェントのプラン内容によっては、渡航費が安くなるパターンがあります。

生活費

生活費には、娯楽や交際費、食費や寮費などが主に含まれます。留学する期間や留学先の国によって費用は異なりますが、十分な資金を準備しておけばいざという時に困りません。

かかる費用の目安は、1ヶ月あたり約10〜50万円です。（生活状況によって変わる可能性があります）

学生の留学と違って、社会人留学の場合は親からの仕送り援助はない場合がほとんどです。そのため、限られた費用の中からやりくりをする必要があります。

学費

学費は、留学する期間と学校の種類によって違いがあります。

語学留学の場合は、1ヶ月あたり約5〜20万円で、長期留学だと200〜500万円以上はかかる可能性があります。授業時間や日数、教材費によって金額が前後するので注意が必要です。

プラン内容や利用するエージェントによっては、奨学金制度を利用して後払いができます。学費の支払いが難しい場合は、奨学金制度の活用も検討しましょう。

保険料

保険料の中には、海外留学向けの保険料以外にもビザ・パスポートの申請費用が含まれます。留学エージェントにもよりますが、トータルで約5〜10万円かかると想定できます。

どの手続きも、留学に行く前には必ずしておくべき大事な手続きです。抜かりのないように、エージェントの担当者と協力し合いながら行いましょう。

社会人留学に出発するまでの手順

社会人留学をするまでの準備は、下記の手順で行いましょう。

1. 行き先の決定
2. パスポートやビザなどの手続き
3. 学校や滞在先の決定

行き先の決定

留学後のキャリアややりたい仕事などを見据えて、行きたい国や学校の種類を決めます。語学力アップだけではなく、専門スキルを身につけたいのであれば専門学校も選択できます。

留学に使える予算をよく考えながら、学校を選択しましょう。

留学のプラン内容によっては、割引やキャンペーンで割安になる場合があります。また、申し込みをするシーズンによっても価格が変わります。

エージェントに聞いてみて、キャンペーンが適用になるのであれば使用を検討しましょう。

パスポートやビザなどの手続き

留学する国と滞在先を決めたら、早い段階でパスポートやビザの手続きを始めます。留学エージェントによっては、すべての手続きを代行してくれます。

出入国と外国の滞在のためには、欠かせない手続きです。

それぞれの申請のためには、身分証明書などいくつか必要書類があります。必要書類を準備して、スムーズに手続きができるように準備しておきましょう。

学校や滞在先の決定

カウンセリングで相談をしながら、学校や滞在先の国を決めます。自分のやりたい仕事や学びたい学問、留学後のキャリアなどを見据えて、慎重に検討する必要があります。

国の文化や環境に触れたり、有名な観光スポットを訪れたりするなど、さまざまな目的を考えて国を決めます。

自分ではどうしても悩んでしまう場合は、海外経験の豊富なカウンセラーにアドバイスを仰ぐのがおすすめです。

人生や仕事での目標を伝えれば、カウンセラーが適切なアドバイスとプランの提案をしてくれます。

行きたい国や都市で迷う方は、まずは将来の目標について考えておきましょう。

社会人留学の注意点

社会人留学の際には、下記の点に注意しましょう。

• 留学期間を考慮して休職・退職する
• 目的や目標を明確にする
• 出発前に英語の学習をする

留学期間を考慮して休職・退職する

社会人留学に行くには、仕事を休職または退職しないと行けない場合があります。特に留学が長期に及ぶ場合は、会社によっては休職ができない可能性もあるため注意が必要です。

その場合は、退職をして留学をする覚悟をしておきましょう。

もしも退職をして留学へ行く場合は、事前に留学後のキャリアプランについて大まかなイメージをしておく必要があります。

資金面でも、帰国後の就職活動や日々の生活に困らない分の費用を準備をするのが重要です。

目的や目標を明確にする

留学をするには、学生でも社会人でもお金がかかります。目的や目標をはっきりとさせないと、留学に行く時間を無駄にしてしまいます。

留学に行く前は、必ず将来のビジョンや目標をはっきりとさせておきましょう。

やりたい仕事やビジョンを明確にしておけば、留学先での過ごし方が変わります。勉学への取り組み方や現地の人たちとの交流も積極的になり、留学を意味のあるものにできます。

留学エージェントの担当者のアドバイスをもらいながら、自分の将来にとって糧になる留学を実現しましょう。

出発前に英語の学習をする

留学でもワーキングホリデーでも、現地の人たちとの交流が必須です。そのため、現地で困らないために出発前に英語力を高めておく必要があります。

エージェントによっては、留学生向けの無料の英語レッスンがあるためそれをフル活用しましょう。

もし無料の英語レッスンがなくても、自ら参考書やテキストを購入して英語学習をするのが大切です。日々の仕事で忙しい方でも、空いた時間に英語の参考書を読んだりリスニング学習をしたりできます。

社会人留学にはは留学エージェントを活用しよう

社会人留学は学生の留学と異なり、ビジネス経験がある人ならではの留学ができます。

社会人の経験があるからこそ、学びたいものや海外で経験しておきたいことを考えて過ごせます。限られた期間の中で、集中的に語学や専門知識・スキルを学ぶ姿勢が重要です。

社会人留学を検討している方は、まずは最寄りの留学エージェントにてカウンセリングを受けるのがおすすめです。

自分に見合った留学プランを提案してもらい、帰国後の進路相談まで手厚いサポートを受けられます。