海外ボランティアに挑戦しよう！魅力や費用を徹底解説

毎日の学校や仕事に追われている中で、「新しい経験をしてみたい」と思ったら海外ボランティアがおすすめです。今までになかった視野を広げ、世界の今を肌で感じることができます。

この記事では海外ボランティアの魅力や必要な資金についてご紹介します。

海外ボランティアとは?

海外ボランティアとは、「海外の施設や団体で非営利の活動を行い、サポートや援助に貢献すること」です。

活動内容も国もさまざまで、以下のような海外ボランティアが人気です。

ボランテアの種類	活動内容
子ども・青少年育成	現地の学校で日本語や英語を教えたり、日本文化を伝える手伝いをします。また、子供たちの生活環境を整え安全な暮らしを守ったり、学校自体を建てる活動もあります。
保健・医療・福祉	海外の老人ホームや高齢者施設で高齢者の生活のケアをするボランティアです。リハビリ・アクティビティのサポートにも従事します。
環境保護	現地の野生動物の保護や植林、ゴミ拾いなどをして環境改善を目指すボランティアです。生態系破壊や地球温暖化や砂漠化などに目を向け、深刻な環境問題と向き合っていきます。
支援活動	アジアやアフリカの国に出向き、生活や医療面の支援をします。日本にいる時には気づかなかった問題を目の当たりにすることも多く、学びの多いボランティアです。

活動内容は社会福祉、教育、環境保全など、社会貢献に関連するものなど多岐にわたります。自分の持つスキルや経験を生かすだけでなく、初めてのジャンルに飛び込んで経験を積むこともできます。

一部の有償ボランティアもありますが報酬は交通費などごく少額で、基本的には無償で行うものが一般的です。

あくまでもお金を稼ぐためではなく、支援を必要とする国や人をサポートする活動であるということがポイントです。

海外ボランティアの魅力

海外ボランティアには、海外留学とは異なった魅力があります。この章では海外ボランティアを経験するメリットをご紹介します。

日本人として培ってきた経験を、支援が必要としている国で生かしてみましょう。

英語力が伸びる

英語力を伸ばすために語学留学を選択する人は多いでしょう。もちろん、語学学校で正しい文法を学びながらさまざまな国の学生と交流することでも英語力は伸びます。

しかし、英語力を伸ばしたいなら選択肢のひとつとして海外ボランティアもおすすめです。

海外ボランティアでは、現地の人と一緒に活動し毎日行動を共にすることで生きた英語に接する機会が増えます。

現地の方や他の国からきたボランティアと積極的にコミュニケーションを取って活動することが最も重要になるので、英語力もどんどん向上して行きます。

またボランティアでは英語以外の外国語圏に行くことも考えられます。積極的に滞在先の現地の言語で話すことで、その地域の方とより深い信頼関係が生まれます。

「国や地域をサポートするためにボランティアにきている」という前向きな気持ちを持ち続ければ、英語でも他言語でも語学力を大きく伸ばすことができるでしょう。

自己成長が期待できる

日本では職場や学校と家の往復の毎日だった方も、海外ボランティアに行けば初めての環境や価値観に大きく視野が広がります。

いままでの生活では全く関わりのなかった国や人々との交流があり、世界中からボランティア活動のために集まった仲間との出会いがあります。

日本では当たり前だと思っていたスキルがその国の役に立ったり、喜ばれることもあるでしょう。

これまでの価値観とは異なる環境に身を置き、現地の方と他言語で交流すればボランティア経験を通して自分自身の価値観も大きくアップグレードされます。

もちろん帰国後も、海外ボランティアで得た経験を就職活動に生かすことができるでしょう。

海外支援に貢献できる

海外ボランティアでは、力仕事だけでなく教育や医療、ITなど専門的な知識を必要としている国もあります。その際に日本で培ってきたスキルや仕事の経験は非常に役立ちます。

日本では毎日当たり前のように使っていたスキルが、現地では感謝される能力になることも大いにあり得るのです。

自分の経験を生かして現地のコミュニティに共有しその地域の発展に協力すれば、自分にとっても大きなやりがいになることでしょう。

海外ボランティアに必要な費用

海外ボランティアは基本的に無償で活動します。従って、渡航資金などは自分で用意する必要があるのです。

ただし、利用するプログラムによっては滞在費や食費は無料のケースもあり、総額の費用は大きく変わってきます。自分が申し込む団体の詳細をしっかりと確認しておきましょう。

アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスのボランティア費用の目安は以下の通りです。

国名	1ヶ月	3ヶ月	6ヶ月
アメリカ	15～30万円	25～70万円	50～120万円
カナダ	15～35万円	30～60万円	50～100万円
オーストラリア	15～35万円	30～70万円	60～120万円
イギリス	15～40万円	30～80万円	50～150万円

海外ボランティアは渡航する国や滞在期間まで、さまざまなコースが用意されています。自分の予算やスケジュールにあったプランを選択することが可能です。

この章では海外ボランティアに必要な費用をご紹介します。

渡航費用

海外ボランティアに行く際の渡航費用は、ほとんどの場合自分で用意することになります。

渡航期間が選べるのであれば、ゴールデンウィークやお盆時期、クリスマスは避けるのがおすすめです。

ローシーズンを選択してチケットを取ったり、LCCを利用することで渡航費用を抑えることができます。

プログラム費用

海外ボランティアのプログラムに参加するには基本的に参加費用がかかります。プログラム費用には、滞在費や食費が含まれていることが多いです。

ただし、プログラムによって含まれているものが異なるため事前に必ず確認しておきましょう。

滞在費・食費

1週間など短期のボランティアであればホテルやコンドミニアムを利用するのもおすすめですが、海外ボランティアの場合、プログラム参加者用の宿泊施設が用意されていることもあります。

その場合、プログラム費用の中に滞在費・宿泊費は含まれています。

自分でホテルを探す手間も省けますし、プログラム団体の管理下にあるため安全も確保できおすすめです。ボランティアの後も仲間と生活を共にできるので、絆も深まるでしょう。

その他雑費

海外渡航には旅行保険やビザ発行手数料、レンタルWi-Fiや現地SIMの購入など、参加費以外にもかかるものがあります。

費用を算出する際には、これらの雑費も忘れずに計算に入れておきましょう。

上記以外にも生活費や休日の娯楽費などの費用が必要です。滞在する国により物価が大きく異なるため、自分が滞在する期間と物価を考えて予算を組む必要があります。

英語が話せなくても海外ボランティアに行ける？

海外ボランティアに挑戦してみたくなったけれど、英語に自信がないという方も多いと思います。

結論、やる気とコミュニケーション力があれば、英語力は後から伸びてくると思って良いでしょう。まずは心配しすぎずに飛び込んでみることが大切です。

英語力よりも行動力が大切

確かに英語が話せると良い場面が多々あります。

到着後すぐにスムーズにスタッフとコミュニケーションが取れたり、他の国からきているボランティアと仲良くなるきっかけも生まれやすいです。

しかし、海外ボランティアに行くために必須であったり高い英語力が必要という訳ではありません。

海外ボランティアが活動する地域は、英語圏以外も多いです。そんなときは綺麗な英語を勉強するよりも現地の言葉の単語をひとつでも多く覚えてみることが大切です。

言葉が通じなくても、毎日笑顔で接したり身振り手振りでコミュニケーションを取ることもできます。

日本では完璧な英語を話すことに重きを置きがちですが、海外ボランティアでは語学の堪能さ以上に行動力と積極性が求められます。

不安なら日本人のいるプログラムに参加もおすすめ

それでも不安があるようなら、日本人スタッフがいるプログラムやスタディツアーから参加してみるのも良いでしょう。

スタディツアーとは海外の学校や高齢者施設などを訪問し、視察やワークショップをメインに行うプログラムです。

現地での課題や問題点と向き合い、どのような支援活動が行われているのかを知ることもメインとしています。

「いきなり海外に行ってボランティアをするのはハードルが高い！」と感じる方への、始めの一歩としておすすめです。

自分で探すのが難しければ留学エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。

海外ボランティアで新しい経験をしてみよう

海外ボランティアに挑戦する際には、渡航先の国や期間、ボランティア内容などをひとつずつ決定していく必要があります。

もちろん自分で調べて比較し、申し込むことも可能ですが、専門的な知識や経験を元にアドバイスをもらえる留学エージェントの利用もおすすめです。

留学エージェントは海外留学だけでなく、海外ボランティアのサポートも行っています。自分に合うプログラムの提案や申し込み、現地での対応まで幅広くサポートしてくれます。

「語学学校に通いながらボランティアに参加したい」などの希望も実現可能なので、留学とボランティアの両立を望んでいる方にもおすすめです。

まずは複数の留学エージェントの相談会やカウンセリングに参加して、海外ボランティアについてプロの説明を聞いてみましょう。

説明会や見積もりは無料の留学エージェントがほとんどなので、気軽に足を運んでみてくださいね。