正規留学とは？語学留学や交換留学との違いやおすすめの国・エージェントの選び方も

正規留学とは、海外の高校や大学に入学し現地の学生と共に勉強するスタイルを指します。今回は正規留学の特徴やメリット、おすすめの国をご紹介します。

語学留学に比べてハードルの高い留学ではありますが、貴重な経験を積みたい方はぜひチャレンジしてみてください。

正規留学とは？語学留学や交換留学との違いは？

「正規留学」とは、各国の学校に入学し現地の学生と共に授業を受けるスタイルの留学のことを言います。

例えば大学への請求留学の場合、日本と同様に入学から学位取得まで最低でも3〜4年間は現地に滞在することになります。

学校では英語ネイティブの学生たちと一緒に授業を受け、現地での学位取得を目指します。

そのためには、一定レベル以上の英語力が必要であり、日本にいるときから準備を怠らず入学までの準備を進める必要があります。

一方で「語学留学」は、海外の語学学校に通い英語力を伸ばすことを一番の目標にしています。

語学学校は英語レベルに関係なく誰でも入学でき、レベルチェックテストを経て自分にあったクラスに配属されます。留学期間も個人の都合に合わせて自由に設定します。

正規留学とは異なり、学士や修士を取得できませんが、楽しく会話に挑戦しながら語学力を伸ばしていきたい方におすすめの留学です。

留学の目的

海外での学位取得のために専門教育を受けるのはもちろんのこと、キャリア構築や国際的な経験や視野の拡大などを目的としています。

長期間海外に滞在することで、言語力だけでなく異文化への理解や国際的な視野を広げることもできます。

さまざまな価値観の人とふれあいうことで、コミュニケーション能力やリーダーシップスキルの向上にも繋がり、国際社会で活躍する感覚を身につけることができるでしょう。

留学期間

正規留学の留学期間は、高校であれば3年間、大学であれば3〜4年間となっています。現地の学校に入学するわけなので、入学から卒業までの期間滞在することになります。

大学では単位が足りなくて卒業できなかったり、卒業後にさらに研究を続けるため博士課程に進む場合は滞在の延長が可能です。

得られる資格と学習内容

海外の大学では、日本の大学では学べないジャンルの専攻も多く存在し、正規留学することで自分が興味のある分野のトップレベルの講義を受けることもできるでしょう。

その分野で学位や修士を取得すれば海外でそのまま就職できる可能性もありますし、帰国後の就職活動にも良い影響を与えてくれます。

語学学校でも英語力を伸ばすという成長は得ることができますが、正規留学にて目に見える形の成果は非常に評価されやすく、今後のキャリアアップの強い武器になるはずです。

正規留学は現地人と同じ授業を受けてテストを受け、論文など乗り越えるべき壁は多いですが、それだけ最後に得られるものは大きいです。

正規留学におすすめの国

次に、正規留学におすすめの5ヵ国をご紹介します。自分が専攻したいと考えている専門分野に強い国を選択するのがおすすめです。

アメリカ合衆国

数多くの歴史ある大学を有しているアメリカは、正規留学先として最も人気があります。

世界的な名声を誇る学校も多く、世界大学ランキングにおいても常に上位に入るような学校が揃っています。

もちろん優秀な学生が多く集まるので、在学中は大きな刺激を受けながらモチベーションを高めて勉強に励むことができるでしょう。

ただし学生ビザではアルバイトも認められないため、生活費を稼いで滞在することは難しいのが実情です。大学進学と4年間の滞在にはかなりの費用が必要です。

イギリス

イギリスの大学は歴史と伝統に裏付けられており、教育レベルも非常に高いです。

そのため入学条件は厳しい傾向にあり、入学準備には並々ならぬ努力が求められるでしょう。入学できれば、世界最高水準の充実した学びが期待できます。

さらにイギリスでは、現地の大学で学士号や修士号を取得した留学生は、卒業後2年間有効な就労ビザ「Graduate Visa」も発行してもらえます。

大学卒業後もイギリスに残って働けるのは嬉しいメリットです。

カナダ

カナダの大学のほとんどは州立大学であり4年制の大学は数が少ないのですが、教育レベルは高いことで有名です。

また、学校によっては3年間の短期間で卒業できるプログラムもあり、留学費用を抑えられるというメリットもあります。

また公立大学を卒業した留学生には、3年間有効な就労ビザがもらえます。これにより大学卒業後もカナダで働くことが可能です。

オーストラリア

オーストラリアは、語学留学先やワーキングホリデー先としても人気のある国です。

オーストラリアにある大学はアメリカやイギリスと比べると学費が安く、学生ビザでは2週間で48時間までアルバイトとして働くことが許可されているため、トータルの支出を低く抑えられるという魅力もあります。

オーストラリアの大学は最短3年で卒業することが可能であり、看護など専門的な知識を身につけることができる学校も多いので、手に職をつけることができます。

ニュージーランド

ニュージーランドには8校の大学があります。学校や学生の数は他国に比べると少ないですが、全て国立大学でどの大学も高い水準を保っています。

外部からも教育の質が厳しく管理されており、Universities New Zealandという機関が監督しています。

大学間でのランクの格差も小さく、どの大学で学位を取得しても同じ価値があるとされています。

正規留学に強いエージェントの選び方

正規留学の申し込みは、必要書類の準備やビザ申請など一般的な語学留学に比べて手続きが複雑です。

自分で全て調べて準備を進めていくよりも、経験と知識の豊富な留学エージェントを利用した方が労力も少なく準備時間も削減できます。

以下で紹介するポイントを確認し、正規留学に強いエージェントかどうか判断してから申し込みを行ってください。

進学実績を確認

正規留学を考えているなら、目標としている教育機関へ留学生を送り出したことのある留学エージェントを利用しましょう。

公式サイトをみたりパンフレットを取り寄せるなど自分で情報を揃えるのはもちろん、正規留学への実績を詳しく知りたいなら無料相談会に参加して、カウンセラーに直接質問してみるのもおすすめです。

サポート内容や利用者からの評判を確認

実際にその留学エージェントを使った利用者からの評判はしっかりチェックしましょう。

知り合いに利用者がいなくても、口コミサイトやSNSを調べるとリアルな評価を見られることがあります。

公式サイトだけを鵜呑みにせず、自分で情報を集めて信頼できる留学エージェントを見つけましょう。

JAOSに加盟しているか確認

一般社団法人JAOS（Japan Assocciation of Overseas Studies）海外留学協議会は、1991年に設立された留学事業団体です。

留学業界の健全な成長を目指し、学生が安心して留学できる環境を整備しています。

留学エージェントを運営するうえでJAOSへの加盟は必須ではありません。

しかし、JAOSの加盟エージェントは上記のような理念のもとにJAOSの基準を満たして活動しているということが、判断材料のひとつになります。

正規留学も留学エージェントを利用すればうまくいく！

今回は正規留学の特徴やおすすめの国をご紹介しました。語学留学とは違い、入学には一定レベルの英語力が必要で、試験や面接がある場合も。

長期滞在することになるので、慣れないことも多く苦労するかもしれません。しかし、卒業後は誇れるキャリアとしてこれからの人生を後押ししてくれるでしょう。

正規留学に挑戦してみたい方は、留学エージェントを利用して詳しい話を聞いてみるのはいかがでしょうか。

煩雑な申し込み手続きもサポートしてくれるので、効率よく時間を使い準備ができるはずですよ。