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カナダ留学といえばバンクーバーといわれるほど、日本はもとより世界中の留学生から人気の高い都市バンクーバー。世界の住みたい都市ランキングでは常に上位にランクインし、生活のしやすさからも留学先として選ばれています。
そんなバンクーバー留学の基本情報や、メリット、デメリットをわかりやすくご紹介します。バンクーバーへの留学を考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
面積 | 115㎢ |
---|---|
人口 | 65万人 |
平均気温 | ・夏:15~23℃ ・冬:0~13℃ |
言語 | 公用語は英語とフランス語 |
バンクーバーは、トロント、モントリオールに次いで、カナダで3番目に大きな都市です。
都心部でありながら都会と自然が調和されていて、ショッピング、グルメなどのシティライフはもちろん、海や山でのアクティビティも楽しめるため、留学先として人気を集めています。
人口はおよそ65万人で、そのうち約半数がアジア系の移民のため、アジア人である日本人もなじみやすさや親近感をおぼえるはずです。
また、日本とバンクーバーはカナダの中で最もアクセスがよく、エアカナダ、日本航空(JAL)、全日空(ANA)の直行便が就航しています。
東京との時差は16時間。到着後の時差ボケには注意してくださいね。
そんなバンクーバー留学の魅力やメリットを5つに絞ってお伝えします。
バンクーバーは、カナダの中でも比較的温暖な気候です。
トロントやモントリオールなど東海岸にある都市に比べて冬の寒さもそれほど厳しくなく、夏は涼しく湿度が低いため、1年を通して快適に過ごすことができます。
寒さや暑さが苦手という人にとって、バンクーバーの温暖な気候は大きなメリットと言えるでしょう。
移民の受け入れにも積極的なバンクーバーは、年間20万人もの移民を受け入れており、その中でもアジア系の移民が約半数を占めています。
留学初心者にとって、同じアジア系の人が近くにいることは大きな安心に繋がるのではないでしょうか?
バンクーバーの住民も、移民との生活に慣れているため、日本人を含むアジア系の移民や英語が苦手な留学生とも自然なコミュニケーションをとってくれます。
また、ダウンタウンには日本食のレストランやスーパーも多いので、日本食が恋しくなったら足を運んでみてください。
カナダで3番目に大きい都市でありながら、海や山などの自然も豊かでカヤックやハイキングといったアクティビティを気軽に楽しめるのも魅力のひとつです。
年間800万人が訪れる国立公園「スタンレーパーク」は、美しいガーデンや展望スポットなどの名所がたくさんあるため、ハイキングやサイクリングに丁度いい環境です。
一方で、ダウンタウン周辺にはレストランや商業施設、電車やバスも多く通っているので、自然と都会のバランスの取れた環境で過ごすことができます。
バンクーバーの主な公共交通機関は、電車(スカイライン)、バス、フェリー(シーバス)の3種類です。
特にバスは、市内、市街ともに細かい場所まで網羅されており、移動する際にとても便利です。
乗車の際は、日本のSuicaやPASMOのような「Compass Card」というICカードを利用することで、異国の地に住む留学生もスムーズに乗り降りすることができます。
バンクーバーは、アメリカの西海岸ワシントン州とも近い場所にあるため、シアトルまでバスで4時間、飛行機だと1時間で行けてしまいます。
少し遠くなりますが、サンフランシスコやロサンゼルスなども飛行機で2、3時間と気軽に遊びに行ける距離なので、留学期間中に旅行に行くのもおすすめですよ。
続いて、バンクーバー留学のデメリットもお伝えします。デメリットも知ったうえで、留学する前の対策を立てておきましょう。
先ほど、バンクーバーは比較的温暖な気候とお伝えしましたが、10〜4月は雨の多い季節となり、通称「レインクーバー」とも呼ばれています。
毎日の様に雨が続くと気持ちが滅入ってしまう人も少なくありません。10〜4月の雨季は避けて、夏の間に留学することを考えるのもひとつの手です。
世界の住みやすい都市として生活水準が高く治安の良いバンクーバーですが、そうではない地域もあります。
特にダウンタウンイーストサイド地区では、ホームレスや薬物中毒者も少なくなく犯罪が発生しやすい地域といわれています。
こういった場所での夜間の一人歩きは絶対しないこと。また、置き引きやスリに注意したりと危機管理対策をしっかりしておきましょう。
バンクーバーは、物価や家賃が高く、特に家賃は2024年現在、カナダの中で最も高い都市といわれています。
トロントと比較しても、平均家賃が10.4%も高いという統計も出ています。
もちろん都市の中心部に行くほど家賃は高くなるので、安く抑えたい場合は、郊外やシェアハウスなどを探してみてください。
〈平均家賃の比較〉
滞在先 | ダウンタウン | 郊外 |
---|---|---|
1LK | 約2,800ドル (約301,000円) | 約2,300ドル (約250,000円) |
シェアハウス | 約1,700ドル (約184,800円) | 約1,290ドル (約140,400円) |
最後に、バンクーバー留学にかかる費用について説明します。
語学学校の費用や滞在費など、実際に通う学校や留学期間によって異なるため、あくまで目安として参考にしてください。
語学留学をした場合の費用の目安は下記のとおりです。
1週間 | 約25〜35万円 |
---|---|
1ヵ月 | 約60〜70万円 |
6ヵ月 | 約200〜250万円 |
※往復の航空券、語学学校の費用、滞在費、交通費、娯楽費、海外保険料込
1ヶ月間留学した場合のモデル費用についても、試算してみました。
項目 | 費用 |
---|---|
往復の航空券 | 24万円 |
語学学校の費用 | 16万円 |
滞在費 ※ホームステイで食事付きの場合 | 15万円 |
交通費 | 1.5万円 |
娯楽費 ※外食費、交際費など | 3万円 |
海外保険 | 2万円 |
合計 | 61.5万円 |
バンクーバーの語学学校へは、1ヶ月あたり16〜18万円で通うことができます。内訳としては、入学料2万円、教材費1万円、授業料が週に3〜4万円となります。
通う学校や授業時間数によって費用は変わってきますが、バンクーバーには語学学校がたくさんあるため、予算に合わせて選択すると良いでしょう。
また、滞在費も滞在する方法によって異なります。今回はホームステイの場合の費用で試算しましたが、アパートを借りたり、シェアハウスに住んだりという方法もあります。
ただ、先に伝えたようにバンクーバーは家賃が高額のため、費用の面や、環境に慣れることも踏まえて、留学初心者にはホームステイをおすすめします。
バンクーバーは、日本人を含むアジア系の人が多く、日本の物も手に入りやすいため、留学初心者におすすめの安心できる環境です。
今回の記事を読んで「バンクーバー留学に行きたい!」と思ったら、具体的なプランを考えていきましょう。
語学環境や滞在期間など、何から調べていいか分からないという人は、留学エージェントへの相談もおすすめです。専門のカウンセラーが無料で留学の相談に乗ってくれますよ。
留学エージェントに相談しながらしっかり準備をして、充実したバンクーバー留学が送れるようにしましょう。