【2024年】ボストン留学最新情報｜街の魅力と環境・滞在費用の目安

ボストンはアメリカ随一の学術都市で、多くの研究機関や名門校のある都市です。他の大都市と比較すると日本人は少ないため、語学力をつけやすい環境に身を置けます。

この記事では、ボストンの基本情報や留学のメリット・デメリット、滞在費用に関して解説します。

ボストンの基本情報

ボストンは、アメリカ北東部にあるマサチューセッツ州の都市です。かつてはアメリカ独立革命の中心地となっており、独立戦争後の1788年にアメリカで6番目の州となりました。

人口は約64万人と小規模ですが、アメリカ北東部の経済や文化の中心地です。

かつてヨーロッパの移民を受け入れていた歴史もあり、ボストンには白人の人口が多めです。

世界各国から留学生を受け入れていますが、現地のアメリカ人やヨーロッパ人に会う機会の方が多いとされています。

街中には歴史的建造物や博物館も多数あり、アメリカ北東部の歴史に触れられます。アメリカ有数の美術館であるボストン美術館では、無料ツアーに参加が可能です。

アメリカの歴史に関心があれば、ボストン留学を検討するのも良いでしょう。

ボストン留学のメリット

ボストン留学の主なメリットは、次の4つです。

• 日本人の人口が少ない
• 歴史的なスポットに行ける
• スポーツ観戦が楽しめる
• 交通の利便性が高い

日本人の人口が少ない

ボストンには白人が多く、日本人の人口は少なめです。ネイティブ中心の環境のなかで、英語のレベルアップをするには適しています。

ネイティブのアメリカ人学生や他国の留学生と交流して、異文化に触れて見聞を広められます。

留学生活のなかで、日本人と異なった思考やアイディアに触れる機会を作りやすい点が最大のメリットです。

語学学校のレッスンだけではなく、アクティビティにも積極的に参加していけば、さまざまな学生と出会い刺激を受けられます。

レベルの高い環境で、集中してレベルアップを図りたい方にはボストン留学が向いています。

留学先の語学学校の他にも、ネットワークのイベントや研究発表会などに参加すれば、他校の学生とも出会えるでしょう。

歴史的なスポットに行ける

18世紀頃、アメリカのボストンで独立戦争がありました。戦争後に独立宣言をして、現在のアメリカの歴史がスタートしました。

そのため、アメリカの歴史を感じられるスポットがボストンには多数あります。特に、ビーコン・ヒルやノースエンドエリアに行けば、レンガ調の厳かな歴史的建造物が多めです。

アメリカ第35代大統領ジョン・F・ケネディの人生を展示した「ジョン・F・ケネディ図書館」、アメリカ最大の美術館「ボストン美術館」もあります。

いずれも、アメリカの歴史に関心が高い方なら、ぜひ訪れておきたいスポットです。都会の中でも歴史を感じられることも、ボストンの魅力のひとつです。

スポーツ観戦が楽しめる

ボストンは、アメリカンフットボールや野球、ホッケーリーグやバスケットボールなどのチームの本拠地です。年間を通して各スポーツの試合を観戦できるため、ボストンは多くの熱狂的なスポーツファンで賑わっています。

日本人選手が多数在籍したレッドソックス、ナショナルバスケットボールアソシエーションの強豪・セルティックスが特に人気です。スポーツやチームによっては、事前申込をして試合前の見学ツアーにも参加できます。

好きなスポーツの球団がボストンにあれば、留学を検討してみましょう。

交通の利便性が高い

ボストンは公共交通機関が充実していて、車がなくても移動に困りません。中でも、地下鉄は5つのラインを利用できるほど利便性は高めです。

電車やバスの他にも、ダウンタウンと郊外を移動できるコミューターレールもあります。

電車やバスでは、「チャーリーカード」というICカードを使うとスムーズに移動ができます。

また、ボストンからニューヨークに行くには、飛行機・バス・電車のなかから自分に合った移動方法を選択可能です。いずれの交通機関を利用しても、ボストンからニューヨークまでは3〜4時間程度で到着できます。

休日にアメリカの他の都市へ観光に行くのにも、ボストンにある交通機関が役に立ちます。

ボストン留学のデメリット

ボストン留学の主なデメリットは、次の4つです。

• 冬場の寒さが厳しい
• 地域によっては治安がよくない
• 求められる英語のレベルが高い
• 物価が高い

冬場の寒さが厳しい

ボストンはアメリカの北東部に位置しており、冬場の寒さが厳しくなります。月の平均気温が氷点下になることも多く、日によってはマイナス10℃の極寒になります。

冬の寒さや気候の変動が苦手な方にとっては、ボストンは辛い環境です。

留学する季節が冬場ならば、留学の準備をする際に防寒着を忘れずに持っていく必要があります。

厚手のコートやヒートテックインナー、手袋などを持っていけば、ボストンの厳しい寒さにも対応が可能です。

寒さに対応できない場合は、留学する季節をずらすことも検討しましょう。

地域によっては治安がよくない

ボストンの治安は改善傾向にありますが、地域によってはまだ治安がよくありません。置き引きやひったくり、強盗などの犯罪が発生しているのも事実です。

デパートやスーパーマーケットなど、人通りの多い地域で盗難事件が多発しています。ボストンのなかでも、特にドーチェスターやロックスベリー地区、マタパンは犯罪が多い地域です。

犯罪やトラブルに巻き込まれないためには、夜間の外出を控えたり、荷物をしっかりと持って歩いたりすることが大切です。

バスや地下鉄に乗車する際も、盗難に遭わないようにカバンをしっかりと閉じておく必要があります。

万が一犯罪やトラブルに遭ったら、すぐにボストンの警察に連絡をしましょう。

求められる英語のレベルが高い

ボストンは日本人が少ない環境のため、英語のレベルが高くないと生活面で苦労が多くなります。

日本人スタッフの在籍しない語学学校では、クラス変更など授業に関する連絡もすべて英語を使わないと通じません。

街中でも、何かを尋ねるには英語が必須なので、語学力がないと苦労することも多々あります。日本人が少なく、緊急の連絡が必要な際にも英語が使えない場合もあります。

英語のコミュニケーションに難があると、伝えるべきことが思うように伝わりません。

渡航前に、英語の勉強をして語学力をアップさせて、最低限の単語やフレーズは覚えておくようにしましょう。

どうしても困ったときには、留学エージェントの現地スタッフに相談すれば、解決策を見出すこともできます。

物価が高い

アメリカの都市は日本よりも物価が高めですが、その中でもボストンは特に物価が高い傾向にあります。賃貸物件の家賃が比較的高く、ボストンの都市部や人気のあるエリアではより高額です。

家賃以外にも、デポジット料や仲介手数料を取られる物件もあります。

レストランや食材の価格も、他の都市に比べると高いお店が多めです。食材の質の高さや外食でのメニュー内容によっては、さらに金銭面の負担が大きくなる場合があります。

食事はできる限り自炊をすることで、費用を抑えやすくなるでしょう。

ボストンへの留学を検討する際は、留学予算は多めに考えておくことが重要です。カウンセリングの際に、学費や生活費などの費用相場を明確にして、適切な留学プランを練りましょう。

ボストン留学にかかる費用

ボストンはアメリカの中でも物価が高く、生活費に苦労する留学生もいます。ホームステイやシェアハウスをすることで、滞在費用の節約が可能です。

日々の食事も、外食をすると高くなるため、できる限り自炊をして節制する必要があります。

ボストン留学にかかる渡航費用・学費・生活費の目安についてそれぞれみていきましょう。

渡航費用

ボストンへの渡航費の目安は、往復航空券が10〜17万円程度、海外留学保険が1ヶ月あたり3～5万円程度です。

成田空港から直行便でボストンへ行くと、13時間程度のフライトで到着できます。直行便で行けば、渡航費用の節約が可能です。

海外留学保険は、ボストンに限らず留学生に必須の保険です。アメリカでは医療費の件でトラブルになる事例もあり、万が一のために個人賠償のある保険へ加入しておけば安心です。

留学エージェントの担当者と相談して、渡航前に海外留学保険への加入手続きを進めましょう。

航空券と保険以外では、パスポート申請や学生ビザの申請費用もかかります。20歳以上でなければ、10年間有効なパスポートは発行できないため注意しましょう。

学費

ボストンにある語学学校の学費は、1ヶ月あたり14〜17万円程度です。授業内容や授業のコマ数、教材費などによっては、学費の負担が前後する可能性もあります。語学学校の授業時間は、週20時間の場合がほとんどです。

学校によっては、週24時間〜30時間など授業時間はさまざまです。授業回数が増える分、もちろん負担する学費も増えるので、予算に合った授業プランを設定しておきましょう。

生活費

前述の通り、ボストンは家賃や食材などの物価が高めです。ホームステイの場合、1ヶ月あたりの滞在費用は13〜18万円程度が目安です。

留学する時期や部屋の形態などにより、滞在費用が前後する可能性もあります。学校の学生寮にも滞在はできますが、ホームステイよりも家賃が高い傾向にあります。

ボストンでの1ヶ月あたりの食費は、2〜5万円程度です。食材費も高いボストンですが、できるだけ自炊をすれば食費を抑えられます。学生寮やホームステイ先によっては、食費込みの場合もあります。

ボストン留学に行くには留学エージェントに相談を

ボストンは日本人の人口が少なく、語学力をレベルアップさせるには適した環境です。語学力のみならず、アメリカの歴史や文化に触れられる施設が多いため、留学生活のなかで見聞を広められます。

他国の留学生や現地の学生と積極的に交流することで、さらに刺激を受けて自分を成長させられるでしょう。

ボストン留学を考えていれば、最寄りの留学エージェントへカウンセリングを申し込んで相談をしましょう。具体的な留学プランや費用相場を把握して、余裕を持って留学生活の準備ができます。

留学について不安に思っていることも、カウンセリングで専門スタッフに相談可能です。